印刷会社と聞くとどのようなイメージを抱きますか?
業界地図でもずっと大雨が降り続き、斜陽産業のイメージが強いのではないでしょうか。
とはいえ、一部上場の大手印刷会社2強は、大学生の就職ランキングでもかなり上位に上がって来ており、年々じわじわと人気を得ています。
今回は実際に一部上場の大手印刷会社※に勤めてみたからこそ感じる、印刷業界の実情をご紹介したいと思います。
※ヒント:どちらかというと公家と評される方。
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評判通り優しい人ばかりの会社でした..涙
大手印刷会社でのキャリアスタートって正直どうなの?
結論から申し上げますと、めちゃくちゃあり!だと思います。
印刷会社は一言で言うと何でも屋さんです。印刷テクノロジーを軸としながら、情報を加工する技術を駆使して、モノ作りの根幹から打ち出し方までプロデュースできます。
若手のうちは何でも経験してみて、その中で自分の得意不得意が分かってくるため、幅広い業務に携われる環境は後々のキャリアにとってプラスになると考えられます。
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幅広すぎて、覚えることが盛りだくさんです!
また、近年の大手印刷会社は、もはや印刷だけを生業としている訳ではありません。
業界で見た場合、衰退市場に身を置いているように思いますが、実態はもう片足は浮かしてデジタル領域に浸かっているような状況です。
デジタル領域の仕事は年々増加傾向にあり、冊子もデジタルに置き換わって行く中で、印刷会社も長年培ってきた情報加工テクノロジーを駆使して、デジタル化の波に乗っています。
情報に強みを持つ印刷会社は、意外にもデジタル化に対して抵抗感なく変貌を遂げているのです。
大手印刷会社に就職する上での注意点
![](https://mizutaki-ponzu.com/wp-content/uploads/2021/09/研修-1024x1024.jpg)
大手印刷会社でのキャリアスタートとなると、必ず念頭に置いておく必要があるのは、
必ずしも、あなたが思うような配属になるとは限らないということです。
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内定が出てからも、試練は続くんですよね〜、、汗
新入社員は毎年400人〜500人ほど採用されますが、その大半は総合職採用です。
新入社員研修は、東京で約1ヶ月間行われますが、最終の配属発表は涙無しでは語れません。
東京勤務希望者が一番多く、惜しくも東京配属から溢れた方は、全く知らない地方配属になります。
その後の懇親会はそこらじゅうで号泣の嵐。ようやく地元に帰れると安堵して泣く方や、
研修で仲良くなった皆んなと離れるのが寂しいなど、理由は様々ですが、独特の空気に包まれます。
大手印刷会社でキャリアをスタートするメリット
とにかく、研修内容が充実しています!
新卒から3年目までをファーストキャリア期間と位置付け、定期的に研修があり、社会人としての心構えやビジネスマナーの基礎を叩き込まれます。
また配属先での各部署で、必ずブラザー・シスターと呼ばれるメンターが付く制度があり、
OJTとして1年間手厚くサポートして貰えるのです。
充実したサポート内容と、たくさんの先輩社員が面倒を見てくれるため、
右も左も分からない新入社員にとっては、かなり恵まれた環境では無いかと思います。
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ブラザーには、本当にお世話になりました。
意思があれば何でもやってみることが出来る環境
印刷業界は今急速に変化している真っ最中です。
これまでのビジネスモデルを続けるのではなく、新たな取り組みを歓迎する土壌があります。
とにかく新たな打ち手を考えている印刷業界では、社員のアイデア、発想を大事にし、
手を挙げた方には、たくさんのチャンスが巡ってくる環境があります。
近年、特に力を入れているのが『DX』です。
これまでアナログ文化が印刷市場を支えていたため、DXは印刷会社にとっては相対するものと思われがちですが、大手印刷会社はこのDXをどこよりも先駆けて推進しています。
印刷会社の本業である印刷物に対応する人員をDXの部署へ大きく配置転換する動きも見られ、人材の育成も含めてリソースをデジタル分野へと振っています。
過去に囚われない前向きな視点で、印刷会社だからこそ出来る次の一手を打ち出せる方を、会社は待ち望んでいます。
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変革を求めている今、若い人の意見は本当によく聞いて貰えます!
安心感のある経営基盤の上で、挑戦が出来る!
斜陽産業と言われる印刷業界においても、大手印刷会社は健全経営で自己資本比率も高く、安定した経営を実現しています。大きな予算で、様々なビジネスに挑戦できるのは、土台がしっかりとしているからだと思います。
ベンチャー企業で、リスクを取ってでもチャレンジしていきたい!とまではいかないが、
色んな業種、業界の人と関わり、様々なビジネスを創出していきたい!という方には、とても良い環境だと思います。
数年後もっと自分でビジネスを動かしたい、売り上げの規模感が大きすぎて自分が貢献している感覚があまり分からないといった悩みが出てきたら、その時は転職も視野に動いてみても良いと思います。
とにかくキャリアをスタートさせる第一歩としては、おすすめです!
まとめ
印刷会社といっても実情はかなり印刷からかけ離れたところへと進化しており、DX化の過渡期にあると言えます。オワコンと思って就活の選択肢から外すのは少し早計かも知れませんよ?
あなたに合った企業はきっと見つかりますので、焦らず、選択肢の幅を狭めず、検討してみてください!
印刷会社で役に立つWEBマーケティングのスキル
WEBマーケターの需要が飛躍的に伸びており、今後もさらに高まることが期待されています。
印刷会社もDX人材の育成に力を入れていますので、興味があればオンラインスクールなどで力を付けることもおすすめです!
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